平成19年12月定例会
千波湖の水質に関する問題
H19.12
次の質問は,平成15年9月から引きずっている千波湖の水質に関する問題であります。私が行った環境問題7問のうちの,千波湖のハス絶滅についての認識と対策についてに対しまして,親水性を持たせた護岸整備を行いながら,ハスも含め,環境にあわせた水生植物の再生に向け取り組むと,担当部長が前向きに答弁されていたのでありましたが,一向に動いている様子がないため,再度,昨年6月に水生植物の再生による水質向上策という通告で進捗を促すための追っかけ質問をしたのでありました。答弁は,時間オーバー寸前であったためもあるのか,いろいろ検討したが,いずれも効果が見込めない,霞ヶ浦導水の活用しかないとの加藤市長の私見を述べられて,質問の答弁になっていなかったのでありました。幾つかの市長の千波湖に関する答弁を拝見させていただいたのですが,市長が描く千波湖の将来像というのがちょっと見えてこないのでありました。
市長は,子供たちが泳げるような水質に改善するためなどということも述べられておりますが,子供たちが泳いでいる姿を千波湖からイメージされているのでしょうか。私は,過去,青年会議所の現役時代に論議したときのことを思い出してしまうのですが,千波湖でボートレースを開催して遊園地もあるレジャー施設にしてはとか,夏場はスイミング,冬はスケートリンクというスポーツ施設にしてはなどのアイデアがいろいろ出されたのでしたが,最終的には,歴史的な財産である偕楽園とは不可分であり,原点である偕楽園からの借景としての機能を損なわず,かつ湖畔を散策しながら一句詠めるといったような環境に配慮した親水性の空間として保全すべきとの結論に至ったことを思い出したのでありました。
小学校のころは暗くなるまで友達と釣りをしたり,孟宗竹でいかだをつくって浮かべて遊んだり,また中学生になっては,女友達と話しながらあてもなく歩いて行ったり,高校になってボートに乗って一人で空を見上げていたり,二十歳過ぎのころは,毎日仲間とマラソンをしたり,千波湖は上市の町並みとともに,私にとっては皆さんと同様,心のふるさとでもあるわけです。
そんな思いで将来の千波湖をイメージするとき,毎秒3トンの導水もいいけれども,私は,昨日,高橋丈夫議員が述べられていた提言の幾つかとあわせて,原点に返って,観光にも貢献するオオハスを植栽するなどの景観を踏まえた策について早急に具現化することを再度強く求めまして,水生植物の再生を行うとの過去の答弁の進捗状況にあわせ,執行部の見解をお伺いするところであります。 H15.9 千波湖のハスについても,管理上大変だからということで切り続けた結果,全部絶滅してしまったと。ふえ過ぎるので手を入れているうちに絶滅したなんていう話も聞こえてきております。